Windows環境でIntego Privacy Protectionがサーバに接続できない場合は、まず国内外のいくつかのサーバを選んで接続できるかどうかご確認ください。
どの国のサーバを選んでも接続できない場合は、Intego Privacy Protectionの設定を開いて「接続」画面にあるプロトコルを現在の設定から変更して違いがあるか試していただけますでしょうか。ちなみにデフォルトのプロトコルはOpenVPNですが、OpenVPNが選ばれている場合はWireGuardを選んでお試しください。
上記を試しても改善しない場合は、Windowsのスタートメニューから「設定」を開いて「ネットワークとインターネット」をクリックし、開いた画面の左に表示された「状態」を選んで右の画面を下へスクロールし、「ネットワークと共有センター」をクリックして開いてください。「アダプターの設定の変更」を選んで、Wi-FiやEthernetなどのお使いのアダプタを右クリックし、「プロパティ」を開いて「Internet Protocol Version 6(TCP/IPv6)」がチェックされていたらチェックを外して「OK」をクリックし、Windowsを再起動後に違いがあるかお試しください。
上記を試しても改善しない場合、アンチウイルスソフトやファイアウォールがIntego Privacy Protectionをブロックすることもありますので、お使いのWindowsでWindows自体のセキュリティソリューションを含め、何らかのセキュリティソリューションをお使いであれば念のために無効にするか、可能な場合は次のファイルを保護の対象から例外指定して違いがあるかもお試しください:
C:\Program Files\Intego Privacy Protection
C:\Program Files\Intego Privacy Protection\tap\win10
C:\Program Files\Intego Privacy Protection\tap\win7
C:\Program Files\Intego Privacy Protection\intego-client.exe
C:\Program Files\Intego Privacy Protection\intego-openvpn.exe
C:\Program Files\Intego Privacy Protection\intego-service.exe
C:\Program Files\Intego Privacy Protection\intego-support-tool.exe
また、ターミナルアクセスポイント(TAP)アダプタードライバを導入されている場合は、WIndowsのデバイスマネージャでドライバのステータスが正常かどうか確認ください。TAPアダプターを導入されていない場合は、無視していただいて構いません。
同時に前出の「ネットワークと共有センター」で「アダプターの設定」の変更を選び、一覧されたVPN TAPアダプタでIntego Privacy Protection関連以外のアダプタを右クリックして無効化して違いがあるかもお試しください。無効化するアダプタについてよくわからない場合は、一覧されたアダプタの名称を送っていただければ調査いたします。
お使いのネットワーク環境によってはポートが接続に関係する場合もありますので、Intego Privacy Protectionの設定を開き、接続画面のプロトコルがOpenVPNの場合は接続タイプでUDPが選択された状態でリモートポートから1194、8080、あるいは9201などを選んで違いがあるかお試しください。
なお、上記以外にも一般的に次のような要素がVPNサーバへの接続に影響すると考えられています:
1)他のVPNソフトやプロキシが導入されている場合、Intego Privacy ProtectionがVPNサーバに接続した際に別のソフトウェアの通信経路とバッティングして通信ができなくなることがありますので、他のVPNあるいはプロキシを無効化してWindowsを再起動後に違いがあるかお試しください。
2)DNSベースの広告ブロッキングソフトや拡張機能がインストールされている場合、Intego Privacy ProtectionのMACE機能がDNSベースのブロックを行っているのでDNSが解決できないエラーになることがあります。
3)地域によってIntego Privacy Protectionが使えない場合があります。次のFAQの記事で簡単に説明していますので、参照ください:
https://support.intego.com/hc/ja/articles/11008514433042
4)デフォルトのゲートウェイが10.x.x.xサブネットを使っている場合、OpenVPNがローカルIPとして10.x.x.xルートを使うためデフォルトのゲートウェイとIntego Privacy Protectionの間で競合が起きることがあります。ゲートウェイ設定を変更するか、Intego Privacy Protectionのプロトコルを変更してWindowsを再起動後に違いがあるかお試しください。
5)学校、企業、ホテル、ショッピングモールなど、お使いのネットワークがVPNの利用をブロックしていることもよくあります。お使いのインターネットサービスプロバイダ自体がVPN接続をブロックすることもありますので、可能であれば別のネットワークでインターネットに接続して違いがあるかお試しください。
6)環境によってはVPNによる特定のポートの利用が制限されていることもあり得ますので、プロトコルおよびポートを変更してWindowsを再起動後に違いがあるかお試しください。
7)Intego Privacy ProtectionはIPv4接続のみを使うと同時に、情報の流出を防ぐためにIPv6をブロックするため、お使いのネットワークがIPv6のみの場合は接続を構築することができません。
8)Intego Privacy Protectionの多くの機能が管理者権限を必要とするため、現在のWindowsユーザプロフィールが管理者権限を持たない場合は正常に動作しません。
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