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VirusBarrier X8ユーザマニュアル

VirusBarrier X8

目次

 

 

Virus Barrierをはじめて起動すると(設定アシスタント)

 

Intego Virus Barrier をはじめて起動すると、設定したい保護レベルを選択する画面が表示されます。デフォルト(標準)の保護レベルは、一般的な環境のほとんどのユーザに十分な保護を提供するものですので、よく分からない場合は「標準」を指定してください。標準以外にも、2つの選択肢がありますので、必要に応じてそれぞれ指定することが可能です。ただし「最大」を設定すると、スキャン時間は長くなり、システムにかかる負担も増大します。「最大」の場合、他のプログラムの動作にも影響することがありますので、何か問題が起きた場合は「標準」に戻して違いがあるか試してください。ここでレベルを指定すれば、基本的な設定は終わりです!

 

最小: 一般的なほとんどの脅威からお使いのMacを守るための基本的な保護を提供します。この設定では、VirusBarrierがMac OS Xを狙うマルウェア、ウイルス、および危険なスクリプトを対象にスキャンを行います。

標準: ほとんどのユーザにお勧めの設定です。標準設定では、VirusBarrier がMac OS X、Windows、そしてLinusを狙うマルウェアをスキャンします。同時に危険なスクリプトおよび電子メールとその添付ファイルをスキャンします (VirusBarrierは、電子メールの受信時には自動スキャンしません)。

最大: この設定は、VirusBarrierの機能とオプションをすべて有効にします。 VirusBarrierが、Mac OS X、Windows、そしてLinuxを狙うマルウェアおよび危険なスクリプトから守ると共に電子メールも保護します(VirusBarrierは、電子 メールの受信時には自動スキャンしません)。さらにiPhone、iPod touch、そしてiPadをマルウェアを対象にスキャン、マルウェア定義ファイルをアップデート後の自動クイックスキャン、ハッキングツールとキーロ ガーを対象にしたスキャン、そしてアーカイブのスキャンも実行します。警告: 設定を最大にすると、コンピュータの処理速度が低下します。最大設定にした状態でコンピュータの処理が遅いと感じたら、設定を変更して違いがあるかお試しください。

VirusBarrierの環境設定に用意された他の機能の詳細については、VirusBarrierの環境設定の項を参照ください。

リアルタイムスキャン: 上記のどの設定を選択しても、リアルタイムスキャンは常に有効に設定されます。リアルタイムスキャンは、 お使いのMacをウイルスおよびマルウェアを対象に常時見張って保護します。つまり、Mac 上でファイルが作成されたり、コピーされたり、変更されたり、保存されるのをリアルタイムスキャン機能が常に見張っています。しかし、それ以外のファイル はスキャンしません。そのため VirusBarrier をはじめてインストールしたとき、および定義ファイルがアップデートされる度に、すべてのファイルをスキャン(フルスキャンと呼びます)することをお勧め します。また、VirusBarrier では、お使いの Mac 上のファイル、フォルダ、ディスク、あるいはボリュームを手動でスキャンすることも可能です。

この保護レベルの設定は、下図のようにVirusBarrierメニューから“設定アシスタント”を選択して、いつでも変更が可能です。

 

保護レベルを指定して完了をクリックすると、最新のマルウェア定義ファイルがあれば自動的にダウンロードされ、インストールされます。

 

ヘルプオーバーレイ

 

はじめて保護レベルを指定したとき、上図のようなヘルプオーバーレイが表示されます。このヘルプオーバーレイでは、VirusBarrier の主な機能を知ることができます。ヘルプオーバーレイは、画面上部のメニューにあるヘルプからヘルプオーバーレイを選べばいつでも表示できます。

 

VirusBarrierによるスキャン

VirusBarrierを使ったマルウェア対策には、いくつかの方法があります。リアルタイムスキャンでは、お使いのMacを常時監視してウイルスやマルウェアから守ります。リアルタイムスキャンは、作成、複製、変更、あるいは保存されるすべてのファイルをスキャンすることで お使いのMacを常に保護しています。しかし、それ以外のファイルはスキャンしません。そのためVirusBarrierをはじめてインストールしたとき、および定義ファイルがアップデートされる度に、すべてのファイルをスキャン(フルスキャンと呼びます)するのもよい考え です。

また、VirusBarrier では、お使いの Mac 上のファイル、フォルダ、ディスク、あるいはボリュームを手動でスキャンすることも可能です。

 

フルスキャン 対 クイックスキャン

VirusBarrier では、下図のボタンを使っていつでも手動でフルスキャンを 実行できます。インストールの直後に感染ファイルの有無を確認するためにフルスキャンするのは良いことです。VirusBarrier の設定アシスタント は、はじめてプログラムが設定された際、フルスキャンを行うか確認します。フルスキャンが完了すれば、その後は VirusBarrier のリアルタイムス キャンがお使いの Mac に追加される新しいファイルをスキャンして可能な限り安全を維持します。

VirusBarrier には、マルウェアがインストールされることが分かっている場所だけをスキャンするクイックスキャンという機能もあります。新しいマルウェアではスキャンすべきファイルやフォルダも以前と異なることがありますので、 VirusBarrier のマルウェア定義ファイルがアップデートするとクイックスキャンでスキャンする場所も変更される可能性があります。

クイックスキャンを実行するには、VirusBarrier を起動し、下図のクイックスキャンをクリックしてください。

注意: フルスキャンおよびクイックスキャン・ボタンは、メイン画面の左でコンピュータ全体を選択している場合にだけ表示されます。コンピュータ以外が選択されているときは、スキャン・ボタンが表示されます。

 

ボリュームをスキャンする

Macにマウントされた特定のボリュームだけをVirusBarrierでスキャンするには、下図の矢印のようにメイン画面の左で該当するボリュームを選んだ状態で、スキャン・ボタンをクリックしてください。

 

ファイルあるいはフォルダをスキャンする

Mac上の特定のファイルあるいはファオルダをVirusBarrierでスキャンするには、下図のようにVirusBarrierのメイン画面にファイルをドラッグ&ドロップしてください:

 

マルウェアが見つかったら

マルウェアが検出されると、下図のような画面で、その旨通知されます。検出されたマルウェアによっても若干の違いがありますが、基本的に、信頼、隔 離、あるいは修復という、次の3つの選択肢が提示されます。VirusBarrier にファイルを修復させたい場合は修復を、ファイルを隔離したい場合は隔離をクリックしてください。隔離機能の詳細については、このマニュアルの隔離の項を参照してください。ファイルに対して何も処理を行わない場合は、信頼をクリックすればファイルは修復されません。

注意: 信頼をクリックして、このマルウェア警告を無視することはリスクを伴います。ファイルが安全であることを確信していない限り、信頼は選ばないでください。

注意: 「修復」を選ぶと、VirusBarrierがファイル全体あるいはファイルの一部を削除しようとします。VirusBarrierのマルウェア検出感度はやや高めになっていますので、正常なファイルでもマルウェアの疑いがあれば警告が表示されます。このようなファイルに対して修復を行うと、システムやアプリケーションが正常に動作しなくなることがあります。インターネットからダウンロードしたり、受信した電子メールに添付されていたなど外部から受け取ったのではないファイルに対して警告が出た場合は、念のため「修復」ではなく「隔離」を選んでシステムやアプリケーションに影響しないかしばらく様子を見てください。ファイルを隔離している間は、そのファイルは開けませんので、そのファイルがマルウェアであっても安全です。

 

リアルタイムスキャンの設定

リアルタイムスキャンは、お使いのMacをウイルスおよびマルウェアを対象に常時見張って保護します。つまり、Mac 上でファイルが作成されたり、コピーされたり、変更されたり、保存されるのをリアルタイムスキャン機能が常に見張っています。しかし、それ以外のファイル はスキャンしません。そのため VirusBarrier をはじめてインストールしたとき、および定義ファイルがアップデートされる度に、すべてのファイルをスキャン(フルスキャンと呼びます)することをお勧め します。下図のギアアイコンをクリックすると表示されるダイアログで設定を行うことが可能です。

 

リアルタイムスキャンの設定変更

リアルタイムスキャンをOFFにしてVirusBarrierを一時的に動作停止させるには、上図のギアアイコンをクリックして開いた下図の画面で、リアルタイムスキャンのスライダをOFFにします。スライダをONに 移動することでリアルタイムスキャンを ON に戻せます。通常、リアルタイムスキャンをOFFにする必要はありません。例えば、Mac で問題が起きた際にリアルタイムスキャンが関係しているかどうか試すためにOFFにするなど、特別な場合にだけOFFにしてください。

 

  • 対応を尋ねる: この選択肢は、表示された警告にすぐに気付くことができるような常時使用しているか、目の届く場所にある Mac に最適です。なお、警告を1分間放置すると、VirusBarrier が該当するファイルを自動で隔離するので注意してください。
  • ファイルを隔離する: この選択肢は、ファイルを開いたり、読み出したりできなくするために「隔離」します。隔離機能の詳細については、このマニュアルの隔離の項を参照してください。
  • 修復を試みる: この選択肢は、VirusBarrier に対して該当するマルウェアを除去するように命令します。何らかの理由でファイルを修復できない場合は、該当するファイルは隔離されます。隔離機能の詳細については、このマニュアルの隔離の項を参照してください。

注意: 「修復」を選ぶと、VirusBarrierがファイル全体あるいはファイルの一部を削除しようとします。VirusBarrierのマルウェア検出感度はやや高めになっていますので、正常なファイルでもマルウェアの疑いがあれば警告が表示されます。このようなファイルに対して修復を行うと、システムやアプリケーションが正常に動作しなくなることがあります。インターネットからダウンロードしたり、受信した電子メールに添付されていた など外部から受け取ったのではないファイルに対して警告が出た場合は、念のため「修復」ではなく「隔離」を選んでシステムやアプリケーションに影響しないか様子を見てください。ファイルを隔離している間は、そのファイルは開けませんので、そのファイルがマルウェアであっても安全です。

 

マルウェアが見つかったら電子メールで通知する

 

 

さらに、VirusBarrier がウイルスあるいはマルウェアを検出したら、電子メールで通知を送信させることもできます。電子メール通知を受け取るには、上図のように電子メールを送信をチェックし、通知を受け取りたい電子メールアドレスを入力してOKをクリックしてください。

 

スキャンをスケジュールする

 

スキャンを定期的に実行するスケジュールを設定することもできます。スケジュールスキャンの設定を呼び出すには、下図のギアアイコンをクリックしてください:

 

開いた下図の画面でスケジュールスキャンを ON にすると、希望する時間で毎日あるいは毎週のスキャンを指定できます。

 

詳細設定

詳細設定ボタンをクリックすると、下図のような画面でスケジュールスキャンをさらに細かく設定できます。例えば、スキャン対象として特定のファイルやフォルダを指定したり、必要なら複数のスケジュールスキャンを同時に設定することも可能です。

 

 

隔離機能

 

隔離されたファイルの操作

マルウェアとして検出されたファイルの修復を試したくない場合、該当するファイルをVirusBarrierに隔離させることができます。隔離されたファイルは、開いたり読み出したりできませんから、お使いのMacに感染する心配がありません。これは、VirusBarrierによる修復を試す前に、管理者がファイルを調べたり分析する場合に特に便利です。

なお、マルウェア検出の警告を1分間放置すると、VirusBarrierが該当するファイルを自動的に隔離しますので、その後ファイルを確認し、どのように処理するか決めることができます。VirusBarrierのメイン画面上部の隔離タブをクリックすると、下図のような画面で隔離されているファイルが表示されます。

注意:VirusBarrierで言う隔離とは、ファイルを特定の隔離領域へ実際に移動させるわけではありません。ファイルが保管されている場所は変更されません。隔離されたファイルが利用できないように、VirusBarrierによって読み書きがブロックされた状態になります。従って、VirusBarrierをアンインストールすると隔離されたファイルも読み書き可能な状態に戻ります。

 

画面には隔離されているファイルと共にファイルに対して処理を行うためのボタンが表示されます。ファイルに処理を行うには、上部で該当するファイルを選択し、下部のボタンのいずれかをクリックしてください。

選択されたファイルに対して行える処理は次の通りです:

  • 信頼をクリックすると、VirusBarrierにファイルがマルウェアでないことを伝え、ファイルをVirusBarrierの信頼する項目に追加させます。 この操作は、VirusBarrierの感度が高すぎるために正常なファイルをマルウェアとして間違って検出した場合に実行してください。ただし信頼ボタンをクリックすると該当するファイルが 自由に開いたり、実行したりできるようになりますので、危険がないことが明白な場合にだけクリックする注意が必要です。安全であるとの確証がないまま信頼ボタンをクリックすることは、お使いのMacに感染するリスクを引き起こしますので避けるべきです。
  • 削除をクリックすると、該当するファイルがお使いのMacから除去されます。
  • 修復をクリックすると、VirusBarrierがファイルから可能な限りマルウェアを除去しようと試みます。

なお、画面の左下には、ファイルが保管されている場所が表示されますので、該当するファイルがどのようなプログラムの一部なのか、安全なのか危険なのか、などを調べるための参照としてください。

 

VirusBarrierの環境設定

 

VirusBarrierの環境設定の説明

VirusBarrier は、一度インストールして設定アシスタントで設定を行えば、あとは何もしなくてもユーザの邪魔にならないようにバックグラウンドで動作してお使いの Mac を守り続けるように設計されています。しかし、必要に応じてその機能を制御するための設定も用意されています。こうした設定は、VirusBarrier > 環境設定...メニューを選ぶか、キーボードの Command キーとコンマ(,)キーを同時に押して呼び出される環境設定画面で操作できます。

環境設定には、一般スキャン信頼する項目詳細、およびフィードバックの5種類の画面が用意されています。

 

一般

 

 

次をスキャン:

電子メール: チェックされていると、VirusBarrierで手動スキャンを行う際、送受信された電子メールの本文およびその添付ファイルもスキャンされます。このオプションがチェックされていないと、手動スキャンで電子メールの本文およびその添付ファイルはスキャンされません。

注意:お使いの電子メールソフトによっては、本文および添付ファイルを巨大な1つのファイルに保管している場合があります。そのような場合、このオプションがチェックされていてもスキャンされないか、マルウェアが検出されても修復できないことがあります。

iPhone、iPod touch、およびiPad: チェックされていると、VirusBarrierで手動スキャンを行う際に、スキャンする対象の端末としてお使いのMacに接続された iPhone、 iPod touch、あるいは iPad が表示されます。このオプションがチェックされていないと、VirusBarrierのメイン画面にiOS端末は一切表示さ れません。

マウントされたボリューム: チェックされていると、ハードディスクのようなローカルデバイスでも、ネットワークドライブのようなリモートのデバイスでも、新しいストレージデバイスがマウントされる度に自動でスキャンを行います。読み出し専用のボリュームは除外するがチェックされていると、VirusBarrierはスキャンされるドライブが変更可能な場合にだけスキャンを実行します。

定義ファイルをアップデートしたとき: VirusBarrierが新しいマルウェア定義ファイルのアップデートをダウンロードしてインストールした際に自動実行する処理を指定します。通常、マルウェア定義ファイルはほぼ定期的にアップデートされますが、新しいマルウェアが発見された場合は速やかに対応するために随時アップデートが行われます。 そのため定義ファイルがアップデートされたら、新しいマルウェアの有無を確認するために、手動あるいはこのオプションを使って自動でスキャンを実行するのはよい考えです。

通知: 「通知をリセット」ボタンは、確認して閉じたすべての通知ウインドウをリセットします。対象には、Macを起動した際にVirusBarrierが動作していることを通知するウインドウも含まれます。

 

スキャン

 

スキャン設定画面では、VirusBarrierがスキャンの対象とするマルウェアの種類を指定できます:

スキャン対象:

  • Mac OS X マルウェア: この項目は常時選択されていて無効にできません。VirusBarrieがスキャンを行う際には、必ずMac OS Xマルウェアを対象にします。WordおよびExcelマクロウイルスを含む、Mac OS Xに影響するすべての種類のマルウェアが含まれています。なお、この項目以外の選択肢は、Mac OS Xに直接被害を与えることはありません。
  • Windows マルウェア: チェックされていると、VirusBarrierがWindowsに影響するウイルスも対象にスキャンを実行します。Windowsマルウェアがお使いのMacに被害を与えることはありませんが、検出しなければ、Windowsを使う知り合いにそのまま渡してしまう可能性があります。また、お使いのMacでApple Boot Camp、VMware Fusion、あるいは Parallels Desktopなどを利用してWindowsを使っている場合は、使っているWindowsに感染する可能性もあります。
    注意: このオプションがチェックされていてもVirusBarrierはWindowsの仮想ディスクはスキャンしません。
  • Linux マルウェア: チェックされていると、VirusBarrierがLinuxオペレーティングシステムに影響するウイルスも対象にスキャンを実行します。
  • 危険なスクリプト: チェックされていると、VirusBarrierがPHP、シェルスクリプト、JavaScript、Perl、などの危険なスクリプトも対象にスキャンを実行します。
  • ハッキング・ツール: これは、お使いのMacに直接被害を与えるプログラムとは言えませんが、ハッカーによって他のコンピュータを攻撃するために使われる可能性があります。お使いのMacが公共の場所に設置されているなど、不特定多数のユーザが利用する場合に、このオプションをチェックするのは良い考えです。
  • キーロガー: これは、キー入力を記録するプログラムです。一部のキーロガーは危険な場合がありますが、子供によるコンピュータの利用を監視するなど、目的を持ってインストールされる場合もあります。チェックされていると、ユーザに対して、お使いのMacにそのようなプログラムがインストールされていることを通知する警告が表示される場合があります。

 

オプション:

  • スキャンの処理優先度を低くする: チェックされていると、VirusBarrierがマルウェアを対象にスキャンする際、可能な限り少ないシステムリソースでスキャンを行います。そのため、チェックしておくと、スキャンにかかる時間は長くなります。
  • 隔離ファイルのスキャンで感染がなければ、隔離マーカを外す: リアルタイムスキャンがONであれば、インターネットなどからダウンロードされたアプリケーションをVirusBarrierがスキャンします。その際にマルウェアが検出されなければ、そのアプリケーションに対してMac OS Xが自動で設定した隔離マーカをVirusBarrierが除去します。その結果、通常であれば表示されるはずの、ファイルがダウンロードされたものであることを通知し、本当に開いてよいかを確認するMac OS Xの警告ダイアログが表示されなくなります。

アーカイブをスキャン:

アーカイブは、一つあるいは複数のファイルを簡単に素早く転送が行えるように一つにまとめたもので、多くの場合、ファイルサイズを小さくするために 圧縮が施されています。VirusBarrier は、主な種類のアーカイブを開き、アーカイブファイルそのものだけでなく、その中に保管されている個々のファイルをスキャンすることができます。

このオプションがチェックされていると、デフォルトではVirusBarrierは認識できるすべての種類のアーカイブをスキャンしますが、下図のアーカイブの種類一覧内でチェックを外すことで、チェックされている特定の種類のアーカイブだけをスキャンさせることもできます:

 

アーカイブをスキャンする時間制限: VirusBarrierがアーカイブをスキャンするためには、圧縮を展開しなければならないことがあります。圧縮の展開には非常に時間がかかることがあるため、アーカイブのス キャンオプションが有効だと、スキャン全体に異常に長い時間がかかることがあり得ます。そこで、このオプションに時間を入力して、 アーカイブをスキャンする際に指定された時間以内にスキャンが完了しなければVirusBarrierにそのアーカイブのスキャンを中止させることができます。デフォルトでは60秒になっています。なお、指定した時間以内に圧縮の展開が完了したアーカイブ内のファイルはスキャンされます。

注意: アーカイブのスキャンが有効だと、スキャンに時間がかかるため、スキャン処理自体が途中で止まってしまったように見えることがあります。手動あるいはスケジュールされたスキャンが途中で止まったように見える場合でもスキャンが正常に継続していることがありますので、アーカイブのスキャンを無効にして違いがあるかお試しください。

スキャン完了時、またはマルウェア検出時に音で知らせる: チェックされていると、スキャンが完了すると、あるいはマルウェアが検出されると、音声で注意を促します。

信頼する項目

VirusBarrierでは、安全でスキャンする必要がないファイル、フォルダ、あるいはボリュームを信頼する項目に追加してスキャンの対象から除外することができます。なお信頼する項目にファイルを追加する場合は、事前に一度はVirusBarrierでスキャンして安全を確認しておいてください。

注意: VirusBarrierは、正常なファイルでも疑わしい部分があればマルウェア検出の警告を表示することがあります。そのような場合で、ファイルの安全がはっきり分かっている場合、警告を表示させないために信頼する項目に追加して今後のスキャンから除外するという使い方も可能です。

信頼する項目にファイル、フォルダ、およびボリュームを追加する方法は、二種類あります。まず下図の信頼する項目ボタンをクリックしてください:

 

続いて、次のいずれかの操作を行います:

  • 画面の左下に表示された小さな「+」ボタンをクリックし、信頼する項目に追加したい項目を選択した状態で追加ボタンをクリックします。あるいは、
  • Finder から追加したい項目を上図のウインドウ内にドラッグ&ドロップします。

下図のようにフォルダあるいはボリュームを追加すると、VirusBarrier は、そのサブフォルダを含め指定された項目内のすべてのファイルをスキャンの対象から除外します。

 

 

詳細

 

セキュリティ: 設定を変更する際、必ず管理者パスワードを要求するがチェックされていると、VirusBarrierの環境設定を変更しようとした際に、下図のようなダイアログでOS Xの管理者パスワードが要求されます。ここで管理者パスワードを入力しないと、環境設定の変更はできません。

 

 

 

フィードバック

 

 

Integoのソフトウェアは、その品質と信頼性を向上させるために、各製品の主な機能の使われ方に関する情報を定期的に収集します。収集される情報には、個人情報は一切含まれておりません。同様にユーザを特定したり、その行動を監視できる情報も含まれておりません。

この情報収集のために、ユーザが行わなければならない操作はありません。後日、アンケートに回答させられたり、Integoから特定の情報の内容を確認するためにお問い合わせすることもありません。

注意: このオプションがチェックされていると、Integoのプログラムが起動する際や終了する際にIntegoのサーバに接続することがあります。その際、お使いのネットワーク環境によっては、プログラムやシステムの動作が遅延するなどの影響が出ることがあります。このオプションをチェックしていて、そのよう な現象が起きた場合は、念のためチェックを外して違いがあるかお試しください。

 

ログ

VirusBarrierのログには、すべての手動およびスケジュールされたスキャンとその結果を含む、VirusBarrierに関連するマルウェア対策処理の内容が記録されています。特定の項目だけをフィルタリングして表示することもできます。

マルウェアログを開くには、メニューバーからウィンドウ > ログを選ぶか、CommandキーとOptionキーとLキーを同時に押してください。

 

下図のようなログウインドウが開きます。もちろん、ログの内容は、各ユーザによって異なります。

 

ログには次の操作と処理が記録されます:

  • スキャンの開始
  • スキャン中のスキャンをキャンセル
  • リアルタイムスキャンの ON あるいは OFF
  • VirusBarrier のスキャンの完了とその結果報告
  • VirusBarrier によるマルウェア検出
  • VirusBarrier による破損ファイル検出
  • VirusBarrier による感染ファイル修復
  • ファイルの隔離あるいは隔離除去
  • ファイルの信頼する項目への追加あるいは除去
  • マルウェア定義ファイルのアップデート

 

一 番左に表示された色付きの丸は、その項目の内容を示しています。緑の丸は、リアルタイムスキャンの開始やマルウェア定義ファイルのアップデートなどの情報 を意味します。オレンジの丸は、リアルタイムスキャンの中止など警告を意味します。赤い丸は、感染ファイルや破損ファイルの検出など脅威を意味します。問 題が見つかった場合は、各スキャン項目に該当するファイル、フォルダ、あるいはボリューム名が表示されます。

ログ内の項目は、選択して Command キーと C キーを押せばコピーできますので、必要なら他のアプリケーションにペーストすることが可能です。

消去...ボタンをクリックすると、ログ内のすべての項目が消去されます。

 

ログの消去

 

ログを消去してそのすべての情報を削除するには、ウインドウ左下に表示された上図の消去...ボタンをクリックしてください。本当に消去するか確認する下図のダイアログが表示されます。

 

マルウェア定義ファイルおよびソフトウェアアップデートの有無を確認する方法

VirusBarrierは、NetUpdateというアプリケーションを使って、その定義ファイルおよびプログラム自体をアップデートします。NetUpdateは、下図のメニューを使って画面上部のメニューから直接呼び出すことが可能です:

 

また、NetUpdateは、アプリケーションフォルダ内の「Intego」フォルダ内にインストールされたNetUpdateアプリケーションのアイコンをダブルクリックして開くことも可能です。

さらに下図の矢印が示したVirusBarrierのメインウインドウの右上の「インストールされた定義ファイル」をクリックすることで、NetUpdateを呼び出してマルウェア定義ファイルおよびプログラムのアップデートの有無を確認することもできます:

 

NetUpdateが開くと、Integoのサーバに自動で接続し、お使いのソフトウェアのアップデートの有無を確認します。その後、アップデートがあるか、お使いのソフトウェアが最新かどうか下図のようなダイアログで報告されます:

 

アップデートがある場合、下図のように、その項目がアップデート一覧に太字で表示されます。太字の項目が一覧にない場合は、お使いのソフトウェアおよび定義ファイルは最新の状態です:

 

太字の項目がチェックされた状態で、右下の「アップデート」をクリックすれば、チェックされた項目がダウンロードされてインストールされます。

インストールが完了すると、その旨報告されます。その後、NetUpdateはアップデートのインストール中にさらに新しいアップデートが公開されていないか確認するため、再度Integoのサーバに接続してアップデートの有無をチェックします。

 

VirusBarrierのライセンス認証を解除する

Intego のソフトウェアには、ライセンスの種類によって1台あるいは複数台のMacで利用できるライセンスが付いています。お使いのMacにIntegoのソフトウェアをインストールしてプログラムにシリアル番号を登録すると、Integoのサーバに接続してそのMacに対して該当するライセンスの1台分が認証された状態になります。別のMacにIntegoのソフトウェアをインストールし直し、同じライセンスを登録する場合は、事前に既存ライセンスの認証を解除しておく必要があります。

注意: 1台のMacに複数の起動ディスクを接続し、それぞれの起動ディスクにIntegoのソフトウェアをインストールした場合、各起動ディスク毎に1台分のライセンスが必要です。

VirusBarrierを含めたインストールされているIntegoのソフトウェアの認証を解除するには、プログラムを起動してアプリケーションメニューを開き、下図のVirusBarrierの認証を解除….を選んでください:

 

お使いのMacを譲渡したり販売したりする場合にも、新しいMacでIntegoのソフトウェアが使えるように、忘れずに事前に認証を解除しておいてください。

 

VirusBarrier のナレッジベースおよびサポート

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VirusBarrier の使い方で分からないことがあり、このユーザマニュアルにも説明がない場合は、次のリンクをクリックすると開く VirusBarrier のナレッジベースでよくある質問に対する回答を探してみてください:

ナレッジベース

 

また次のリンクをクリックすると開くページでサポートフォームに入力して送信することで、サポートチームに直接連絡することも可能です:

サポートに連絡

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