Intego NetUpdateは、インストールされている他のIntegoのプログラムが、プログラムおよびウイルス定義ファイルやコンテンツフィルタなどの関連ファイルのアップデートの有無を確認するために使うアプリケーションです。
NetUpdateは、Integoの製品をインストールすると必ず同時にインストールされます。NetUpdateを起動すると、お使いのコンピュータにインストールされているIntegoのすべてのプログラムのアップデートの有無を一括して同時に確認し、アップデートがあればダウンロードしてインストールすることでプログラムや関連ファイルを最新に保ちます。
NetUpdateでは、手動で確認を行う以外に、あらかじめ指定した間隔で自動的にサーバに接続して確認を行うことも可能です。
注意: お使いのMacでファストユーザスイッチを使っている場合、NetUpdateは一度に一人のユーザでしか利用できません。特定のアカウントで NetUpdateが起動したまま他のユーザにスイッチすると、他のユーザでNetUpdateを起動することはできません。ファストユーザスイッチを使っている場合は、ユーザをスイッチする前に必ずNetUpdateを終了することをお勧めします。
目次
NetUpdateの設定
アプリケーションフォルダ内のIntegoフォルダにある下図のNetUpdateアイコンをダブルクリックすると、NetUpdateを起動することができます:
NetUpdateをはじめて開いた際には、まず下図のようなNetUpdate環境設定画面でお使いの電子メールアドレスを入力する必要があります。
一般画面で、電子メール欄にお使いの電子メールアドレスを入力してください。
注意: インストールされているプログラムのバージョンによっては、NetUpdateにパスワードを登録する必要があります。パスワードには半角英数字で4文字以上31文字以下のお好きな文字の組み合わせを入力します。
なおパスワードに特殊な文字や記号およびスペースは絶対に使わないでください。入力したパスワードに間違いが無いことを確認するために、「パスワードを確 認」フィールドにもう一度パスワードを入力してください。このパスワードは、安全な場所に保管するなどして記録しておいてください。
NetUpdateのパスワードは、弊社のNetUpdateサーバがサーバ上の情報を照会する際に使うだけで、お使いの電子メールアカウントやMac OS Xの管理者のパスワードとは無関係です。また高度にセキュリティ保護を目的としたものではありません。
NetUpdateに登録した電子メールアドレスは、お使いのMac上のすべてのユーザに共通です。電子メールアドレスが認証されたら、管理者パスワードを持つすべてのユーザがNetUpdateでアップデートを確認し、インストールできるようになります。
アップデートの有無を確認
VirusBarrierを開き、VirusBarrierのメイン画面右上に表示された「インストール済み定義ファイル」をクリックすることで、アップデートの有無を確認することができます。
あるいは画面上部のメニューバーに表示されたIntegoメニューからNetUpdateを呼び出すこともできます:
どのような方法でNetUpdateを開いても、プログラムは自動的にIntegoのサーバに接続してお使いのIntegoのプログラムが最新かどうかを確認し、下図のような画面を開きます。アップデートがある場合は、NetUpdateでダウンロードしてインストールすることができます。
NetUpdateがIntegoのサーバに接続すると、利用可能なアップデートが表示されます。上図のアップデート画面に名称が表示されていないアプリケーションは、お使いのMacにインストールされていないか、利用可能なアップデートがないことを意味します。しかし年間契約の対象となる項目につ いては、利用可能なアップデートの有無に関係なく、その名称が常に表示されています。これは年間契約の残り期間を確認できるようにするためです。
注意: この画面に表示されている定義ファイルやフィルタの「インストール」がチェックできない場合は、インストールされているバージョンが最新なのでアップデートは不要です。
上図のリストには、アップデートの名前、バージョン、サイズ、および年間契約の対象になる場合は該当する年間契約の有効期限が表示されます。項目のインストール列にあるチェックボックスをチェックしたりチェックを外したりして、アップデートをインストールするかどうかを指定できます。チェックボックスをチェックした状態でアップデートボタンをクリックすることで手動でアップデートができます。
アップデートボタンをクリックするとOS Xの管理者パスワードを要求されます; 管理者権限を持つユーザだけがNetUpdateを使って手動でアップデートをダウンロードしてインストールできます。有効な管理者パスワードを入力する と、NetUpdateがチェックされているアップデートを自動的でダウンロードしてインストールします。アップデートが完了すると、必要に応じて NetUpdateがMacの再起動を要求しますので速やかにMacを再起動させてください。
スケジュール
下図のスケジュール画面で、お使いのソフトウェアの利用可能なアップデートの有無をNetUpdateに自動で確認させることもできます。この画面では、その確認の頻度とアップデートの対象を指定します。また前回のアップデートの日付と時刻も表示されます:
アップデートの有無を自動確認: このオプションがチェックされていると、NetUpdateは自動的にNetUpdateサーバに接続してアップデートの有無を確認します。このオプションがチェックされていない場合は、NetUpdateのメイン画面右下に表示された「確認」あるいは「再確認」ボタンをクリックして手動でアップデートの 有無を確認してください。このオプションをチェックしたら、メニューで確認の頻度を指定してください。頻度は、毎日、週1回、あるいは月1回のいずれかを 選択できます。
アンチウイルス用定義ファイルおよびフィラを自動インストールする: この設定は、VirusBarrierあるいはContentBarrierがインストールされている場合にのみ適用されます。チェックしていると、利用可能なより新しいマルウェア定義ファイルあるいはフィルタが自動的にインストールされます。
バックグラウンドでアップデートする: このオプションがチェックされていると、NetUpdateがお使いのソフトウェアも自動でアップデートしようとします。その際、該当するアップデートが必要なソフトウェアは終了され、アップデート後にMacの再起動を促されることがあります。
ベータ版もインストールする: このオプションがチェックされていると、プログラムが正式にアップデートされる前のベータ版がインストールされることがあります。このオプションで提供されるベータ版も問題が起きないように試験されていますが、正式な品質管理が行われていませんので正常に動作しない場合があり得ますのでご注意ください。
NetUpdateの環境設定
NetUpdate には、カスタマイズ可能なオプションがいくつかあります。オプションを設定するには、前述のいずれかの方法でNetUpdateを開き、 NetUpdateのツールバーで「環境設定」アイコンをクリックしてください。NetUpdateの環境設定は、下図のように「一般」、「アップデー ト」、および 「詳細」の3つの画面で構成されています。
電子メールアドレスを変更した場合は、新しい電子メールアドレスをこの画面に入力して変更してください。ロックが閉じた状態で電子メールアドレスを編集でき ない場合は、錠前アイコンをクリックし、OS Xの管理者パスワードを入力することで新しい電子メールアドレスを入力可能になります。
一般
この画面には、識別情報およびIntegoメニューの設定があります。
- 識別情報: お使いのIntegoのソフトウェアに登録されたライセンスと組みでNetUpdateサーバに記録される電子メールアドレスです。
- Integoメニュー: Integoメニューは、メニューバーに常時表示され、NetUpdateを含め、お使いのMacにインストールされているIntegoのすべてのソフト ウェアを素早く開けます。
注意: X6シリーズをお使いの場合、電子メールアドレスと共に任意のパスワードを登録いただきますが、特定の電子メールアドレスと共に登録されたパスワードの組 み合わせをお客様ご自身で変更することはできません。特定の電子メールアドレスに対して登録されているパスワードの変更を希望する場合は、パスワードの 変更を希望する電子メールアドレスおよび新旧のパスワードをIntegoのサポートへ連絡してください。
アップデート
NetUpdateは、新しいソフトウェアの有無を確認する場所として、後述する2つの場所のいずれかを指定できます。まず、ほとんどの場合、デフォルトの設定である 「Integoのサーバを確認する」のままで問題ありません。この設定には、2つのオプションが用意されています:
ダウンロードしたアップデートをローカルフォルダに保管: このオプションがチェックされていると、アップデートがローカルディスクに保管されるため、Intego製品のマルチユーザ用ライセンスやサイトライセン スをお使いの場合に便利です。例えば、他のMacがAppleShareネットワーク上のローカルフォルダに保管されているアップデートを確認するように 設定できます。このような使い方をご希望の場合は、該当するMacではソースメニューで「ローカル/ネットワークフォルダを確認する」を選択してください。
Intego 製品のマルチユーザ用ライセンスやサイトライセンスをお使いの場合で、上記のオプションを利用し、同じライセンスが登録されているMacからローカルネットワーク上のアップデートを確認する場合は、ソースで「ローカル/ネットワークフォルダを確認する」を選択して「選択」ボタンをクリックし、フォルダを指 定するかテキストフィールドにフォルダをドラッグ&ドロップしてください。リモートボリューム上のローカルなNetUpdateフォルダを使うには、 NetUpdateのアーカイブを確認する際、必ずこのボリュームが各MacのDesktopにマウントされている必要があります。
注意: AFPボリュームをローカルなNetUpdateフォルダとして使う場合は、このバリュームが各Macにマウントされている必要はありません。NetUpdateが自動でマウントし、アップデートの確認が完了したらマウント解除します。
ロー カルのNetUpdateアーカイブフォルダを使う方法には、2種類あります。1つは、1台のMacでアップデートをダウンロードし、別のMacのNetUpdateアーカイブフォルダにコピーあるいは移動する方法です。もう1つは、NetUpdateがダウンロードしたアップデートはそのままフォルダに保管しておき、他のMacのNetUpdateから手動あるいは指定した頻度でこのフォルダ内のアップデートを確認させる方法です。
注意: IntegoのソフトウェアをローカルのNetUpdateフォルダを使ってアップデートする場合、アップデートしようとするプログラムの年間契約が有効かどうかをNetUpdateサーバに接続して確認することがあります。この時、該当するMacはインターネットに接続されていなければなりません。つまり、全くインターネットに接続できないMacでIntego製品を自動で常に最新に保つことはできません。
詳細
この画面には、下図のように「電子メール通知およびメッセージ表示」と「製品改良のための情報提供」というオプションがあります:
新しいIntego製品に関する情報を希望する: このオプションをチェックしておくと、Integoがお客様の登録された電子メールアドレス宛に電子メールを送ることがあります。なお、このような電子メールの受け取りを希望されない場合は、届いた電子メールの下部に記載されたリンクからいつでも購読も中止することが可能です。
年間契約の期限が切れるときにメッセージを表示する: このオプションをチェックしておくと、お使いのライセンスの年間契約が期限切れになる際、NetUpdateがその旨警告を表示します。この警告が最初に表示されてから、このオプションのチェックを外せば、表示を無効にすることもできます。
製品改良のための情報提供: このオプションがチェックされていると、インストールされているIntegoのソフトウェアがどのように使用されているかわかる匿名情報をIntegoに送るようになります。送られるのはプログラムの動作に関する情報だけで、個人を特定できる情報は送られません。
インストールされたアップデート
この画面では、お使いのIntegoのソフトウェアに適用されたアップデートの履歴を確認できます。NetUpdateが実行したアップデートの一覧がここ に表示されます。項目をクリックすれば、アップデートに関する情報が表示されます。「バージョン」列には、プログラムのバージョン番号が表示されます。クリックして選択された項目のコメントは、ウインドウ下部に表示されます。
サポート
IntegoのX9シリーズ製品について不明な点などあれば、ウェブサイトの「サポートに連絡」ページからサポート依頼を送付してお問い合わせください。
今すぐにサポート依頼を作成するには、ここをクリックしてください。
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