クローン(起動ディスクのバックアップ)を作る場合の、理想的な手順は次の通りです:
- アプリケーション/ユーティリティフォルダ内のディスクユーティリティを使って作成先ボリュームを消去し、Mac OS拡張フォーマット(ジャーナリング)でフォーマットします。
- 同時に起動ディスクのアクセス権を修復します。
注意: OS X 10.11 El Capitanでは、アクセス権を修復する必要はありません。 - Macを再起動します。
- Personal Backupでクローンを作成します。
- ディスクユーティリティ(あるいはPersonal Backupでカスタムの起動ディスクのバックアップスクリプトを使っている場合はアクセス権の修復オプション)を使ってクローンのアクセス権を修復します。
注意: OS X 10.11 El Capitanでは、アクセス権を修復する必要はありません。
注意:
PersonalBackupは、次の2段階の処理でクローンを作成します:
1. プリフライト: どのファイルを作成先にコピーするか判断するため、事前にソースと作成先を比較します。
2. コピー: プリフライトの時点と実際のコピー処理でソースに変更があるとエラーが記録されます(ほとんどの場合、エラーは一時ファイルやCookieなどに起因するため実害はありません)。
プリフライトを行わないバックアップソフトウェアでは、上記のようなエラーを記録することはできません。
Personal Backupは、コピーが完了するとエラーを報告します。多くのエラーは、事前に確認した際には存在したファイルが、実際のコピー時にはソースからなくなっているというものでしょう。システムは常に一時ファイルを作成していますし、お使いのアプリケーションが書いたり消したりしているファイルもありますし、期限切れで削除されたCookieなどもあるでしょう。
できるだけエラーを減らすには、Personal Backupがバックアップ中はPersonal Backup以外のすべてのアプリケーションを終了し、システムも使用せずに放置してください。
クローンは、お使いの起動ディスクと全く同じ内容の起動可能なボリュームを作ることが目的です。USBドライブの場合、例えばそれがUSB 2.0でもお使いのMacを起動できないことがあります。USBドライブでクローンを作成する場合は、まずディスクがMac OSの起動ディスクに対応しているか、そしてお使いのMacがUSBドライブからの起動に対応しているか、あらかじめ確認してください。そしてクローンを作成した際には、お使いのMacが起動するかどうか必ず確認してください。Firewireドライブの場合は、特に問題なくクローンからMacを起動できるでしょう。
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