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差分バックアップについて

質問

差分(または増分)バックアップとはどのようなものですか? また、Personal Backupで可能ですか?

回答

差分(または増分)バックアップでは、最初のバックアップが作成されたら、次回以降のバックアップではソース上に作成された新規ファイル、あるいは変更が行われたファイルだけをコピーします。前回のバックアップから変更されていないファイルはコピーされませんので、バックアップにかかる処理と時間を節約できます。

これは、クローン(起動ディスクのバックアップ)の場合も同じです。

注意: Personal Backupでは、バックアップは常に差分バックアップとなります。差分バックアップを行うために必要な設定はありません。

なお、差分バックアップが行われるには、ソースと作成先が前回のバックアップと同じ必要があります。設定を変更したり、やり直した場合は、すべてのファイルがコピーされます。

他社のバックアップソフトウェアでは、差分バックアップを「同期」と呼ぶことがありますが、Personal Backupでは「同期」は2台のMac間のファイルを双方向でコピーすることを意味し、差分バックアップを意味しません。Personal Backupの「同期」では、ソースあるいは作成先のファイルが削除されることもありますので、単に差分バックアップを行いたいだけなら「同期」ではなく通常の「バックアップ」を選んでください。同期には危険も伴いますので、こちらの記事も参照ください。

また、バックアップにネットワークボリュームを使っている場合、ほとんどのネットワークボリュームがOS Xのすべてのファイル属性に対応しないため、ソース上のファイルと作成先のファイルのファイル属性が微妙に異なります。この状態だと、互いのファイルは同じファイルとみなされないため、以降のバックアップが差分バックアップにならず、すべてのファイルが毎回コピーされます。

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