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NetBarrierのファイアウォールにポートの例外を追加する方法

注意:  この記事は、NetBarrier 10.7.1以降に適用されます(画面や設定内容は、NetBarrierのバージョンによって若干異なります)。

 

NetBarrierには、他のデバイスからお使いのMacに対する通信を防ぐことで、外部からの危険からMacを保護する強力なネットワークファイアウォールを搭載しています。NetBarrierに内蔵されているどのデフォルトプロフィールでも、インターネットから発生したお使いのMacへの通信はすべてブロックするように設定されています。

 

ほとんどの場合、この設定でネットワークファイアウォールに期待される保護が提供されますが、ネットワークを利用するある種のアプリケーションが使えなくなることがあります。例えば、お使いのコンピュータをリモートで制御するようなソフトウェアです。そのようなソフトウェアを利用するには、お使いのコンピュータに対してリモートから接続して、ネットワーク経由でお使いのコンピュータと通信しなければならないからです。

そこでファイアウォールに対し、そのような安全なアプリケーションが使う「ポート」を例外指定することで、特定のアプリケーションがファイアウォールを通過できるように設定できます。どのポートを例外として指定する必要があるかは、アプリケーション毎に異なります。特定のアプリケーションが利用するポートが分からない場合は、該当するアプリケーション名と「ポート」でインターネットを検索してみるのも良い考えです。

なお、NetBarrierはアプリケーションによるネットワークの利用を監視していますので、アプリケーションによっては、NetBarrierが一覧するネットワーク通信を待機しているアプリケーションから待機中の「ポート」を調べた方が簡単な場合もあります。

 

NetBarrierでは、受信あるいは発信の「例外」ボタンをクリックすることで、それぞれにポートの例外を追加できます。

現在動作しているアプリケーションが使用するポートを指定するには、下向きの三角をクリックしてアプリケーション一覧を表示します。そこには、ネットワークからの要求を待機しているアプリケーションが一覧されます。アプリケーションの右側に表示される「+」アイコンをクリックすれば、アプリケーションが使う待機中のすべてのポートをを例外として追加できます。

 

アプリケーションの左の三角アイコンをクリックすると表示されるポート一覧から、特定のポートだけを指定して追加することもできます。

 

この方法で、特定のアプリケーションがどのポートを使っているか知ることができます。なお、今は使われていないポートを該当アプリケーションが新たに使い始めても、自動では例外に追加されません。これは、NetBarrierが自動的にポートを例外として追加してしまうとセキュリティの侵害につながる恐れがあるためです。お使いのアプリケーションが突然ネットワークを使えなくなったら、念のために上図の画面で必要なポートが例外に指定されているか確認してください。

もっとも、ポートの例外指定を必要とするほとんどのアプリケーションは、起動するとすぐに必要なポートがネットワークに対して待機状態になりますので、多くの場合では特定のソフトウェアのためにポートを例外指定する操作は簡単でしょう。

ポートの例外を指定したいアプリケーションに指定したいポートが表示されていない場合は、手動でポート番号を追加することができます。下図の「+/-」ボタンをクリックして項目を追加し、指定したいポートを入力してください。

 

同様に、項目を選択した状態で「-」ボタンをクリックすると選択中の項目が除去されます。

 

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