Top

Duplicate Zapperユーザ・マニュアル

Duplicate Zapper

 


目次

第1章: Duplicate Zapperへようこそ

第2章: スキャンと削除

第3章: 環境設定

第4章: ソフトウェアのアップデート

第5章: ナレッジベースおよびサポート

 

第1章: Duplicate Zapperへようこそ

概要

IntegoのDuplicate Zapperは、お使いのMac上での重複ファイルや重複フォルダの検出を手助けします。重複ファイルの除去することで、無駄に消費されているディスク容 量が解放されるだけでなく、システムの処理能力改善も期待できます。Duplicate Zapperは、ファイル名や不随情報だけでなく、ファイルの内容も調べることで、Mac上のすべての重複ファイルを検出することが可能です。一方で、 Macの動作に影響するようなシステムやアプリケーションなどの重要なファイルはスキャンしませんから安全です。

 

機能

Duplicate Zapperは、Mac上の重複ファイルを効率よく管理するために必要な次のような機能を搭載しています:

  • ファイル名や日付などの情報だけでなく、ファイルの内容も調べることで、正確に重複ファイルを検出できます。
  • システム処理速度に対して最小限の影響で、大量のファイルをスキャンできます。
  • スキャンの設定を行うことで、ローカルフォルダや外付けボリュームなどのスキャンをカスタマイズできます。
  • 自動選択オプションにより、重複ファイルを簡単に管理および確認できます。
  • ファイルの並べ替えオプションで、重複ファイルを簡単に素早く確認できます。
  • ファイルの削除方法を、ゴミ箱へ移動、完全に削除、あるいは希望するセキュリティレベルで安全に削除、から指定できます。
  • 問題が起きないようにシステムやアプリケーションの動作に影響するファイルはスキャンしません。
  • 分かりやすいインタフェースなので、誰でも使えます。

 

必要システム要件

Mac OS X 10.7以降
CPUが64-bitプロセッサのMac
1.5 GBのディスク空き容量

 

ヘルプオーバーレイ

Duplicate Zapperのインタフェースは、分かりやすく使いやすいように設計されています。それでも使い方が分からなくなったら、下図のようなヘルプオーバーレイ を利用することができます。ヘルプオーバーレイでは、クリックできるスライダやボタンの動作を説明しています。ヘルプオーバーレイは、現在のウインドウに 表示されたインタフェースに関する補足情報を確認する便利な手段です。ヘルプオーバーレイを呼び出すには、ウインドウの右上に表示された 'i' アイコンをクリックしてください。


ヒント: もっと情報が必要ですか? マウスポインタをDuplicate Zapperのスライダスイッチの下に移動させると Info_button.png アイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると、それぞれの重複ファイルの種類についての説明が表示されます。

 

 

第2章: スキャンと削除

アプリケーションを起動したとき最初に表示される画面は、スキャンしたいファイルのカテゴリを選択するための重複ファイルの形式ウインドウです。デ フォルトでは、Duplicate Zapperは用意されたすべてのカテゴリを対象にスキャンを行いますが、各カテゴリのスライダの入/切を切り替えることでスキャンの対象をカスタマイズ することができます。

 

重複ファイルの形式

 

重複ファイルをスキャンする対象としては、次のカテゴリを指定できます:

フォルダ - 重複ファイルやフォルダが保管されている可能性があるフォルダをスキャンします。
アーカイブ - アーカイブファイルは、複数のファイルを一つにまとめたファイルで、バックアップの目的で作成されることがよくあります。ファイル形式には、.ZIP、.TAR、.DMG、.TGZ、および.CPGZがあります。
ムービー - ビデオおよびムービーが含まれているすべてのファイル形式です。ファイル形式には、M4A、.M4V、.MOV、そして.WMVがあります。
書類 - 表計算、テキストファイル、プレゼンテーション、あるいは他の書類ファイルです。.CSV、.DOC、.DOCX、.KEYNOTE、.NUMBERS、.PAGES、.TXT、.XLS、などは、すべて書類です。
ミュージック - すべてのサウンドおよびミュージックファイルフォーマットです。ファイル形式には、.AIFF、.MOV、.MP2、.MP3、.MP4、.SPX、そして.WAVがあります。
ピクチャ - 画像およびピクチャファイルで、ファイル形式には、.BMP、.GIF、.ICNS、.ICO、.JPG、.JPEG、.PNG、.PSD、.RAW、.TIF、そして.TIFFがあります。

 

場所の指定と除外

スキャンしたいファイルの形式を選択したら、ウインドウ上部の緑の '続ける' ボタンをクリックしてください。お使いのコンピュータ上のどの場所をスキャンするかを指定するための新しいウインドウが表示されます。このウインドウの下 図の部分にフォルダあるいはハードディスクををドラッグ&ドロップ、またはそれぞれの '+' あるいは '-' ボタンをクリックして項目を一覧に追加または除去することで、これから行うスキャンに含めたい場所および除外したい場所を指定できます。例えば、内蔵ディ スクあるいは外付けディスクのいずれかだけをスキャンさせることもできます。あるいは、作業中のフォルダの様にあえて重複ファイルを作成している特定の フォルダをスキャンから除外することもできます。また不要なフォルダをスキャンの対象から除外しておくことで、スキャンにかかる時間の短縮にもなります。

 

スキャンする場所を指定したら、ウインドウ上部の緑の'スキャン' ボタンをクリックすることで、Duplicate Zapperが重複ファイルを対象にファイルを分析し始めます。その間、ウインドウ右上に下図のような進捗バーが表示されます。同時にスキャンボタンがア ニメーションして動作中を表します。

 

ウインドウの左側には、アプリケーションやOS Xを使う上でのヒントやアイデアが表示されます。右側には、スキャンしているファイルの形式が表示されます。Duplicate Zapperは、ファイル形式毎にスキャンの進捗の度合いを表示します。

 

重複ファイルの管理

スキャンが完了すると、重複 ファイルを管理し、除去したいファイルを削除するための新しいウインドウが表示されます。Duplicate Zapperがスキャンを完了したときのウインドウは、下図のようなものです。このウインドウは、重複ファイルを簡単に管理し、かつ作業しやすいように3 つの列に分割されています。3つの列とは、カテゴリファイル、そして重複ファイルです。下図では、それぞれに '1'、'2'、そして '3' という番号を表示しています。この章で、各列に関する説明をしていきます。

 

1. カテゴリ

カテゴリは、スキャンによって見つかった重複ファイルの形式を表しています。同時に、下図のように見つかった重 複ファイルの総数も各カテゴリ毎に表示されます。すべての重複ファイルを一括して管理することもできますが、この一覧からカテゴリを選ぶことで、カテゴリ 毎に重複ファイルを管理することもできます。選択したカテゴリは、分かるように強調表示されます。デフォルトでは、'すべての重複' が選ばれた状態です。

 

2. ファイル

ファイル列には、選択したカテゴリ内の該当するすべてのファイルが表示されます。そこには下図のように、各重複ファイルの 'ファイル名'、および各重複ファイル毎にアプリケーションが検出した重複ファイルの 'ファイル' 数が表示されます。左の数は削除するために選択している重複ファイルの数で、2番目の数はスキャン中に見つかったその項目の重複ファイルの総数を表しています。

 

Auto Select

自動選択オプションは、特定の条件で削除したいファイルを自動的に選択することで重複ファイルを素早く管理でき ます。数のオプションのいずれかを選択すれば、Duplicate Zapperがその条件に合致するすべてのファイルを維持し、それ以外のファイルを削除できるように自動で選択します。

 

最も古いファイルを維持する - 作成日が最も古いファイルを維持します。
最も新しいファイルを維持する - 最新版のファイルを維持します。
最短パスを維持する - ファイルの保存場所のファイルパスまでが最も近いファイルを維持します。
最長パスを維持する - ファイルの保存場所のファイルパスまでが最も遠いファイルを維持します。
オリジナルを維持する - すべてのファイルのオリジナル版を維持します。これは、ファイルの作成日などのファイルのデータを基に決定されます。
'特定のボリューム' 内のファイルを維持する - 特定のディスクあるいはボリューム上のファイルを維持します。注意: スキャンされた各ボリュームがこの部分に表示されます。
すべてのファイルを維持する - すべてのファイルを維持します。このオプションは、操作した変更を一度リセットして元に戻す際に使います。

 

並べ替えオプション

'並べ替え' オプションでは、ファイルを確認しやすいように、その表示順を変更できます。例えば、Mac上で最もディスク容量を消費している重複ファイルを探したり、 特定のファイル拡張子の重複ファイルを探す場合に便利です。下図のオプションで選択肢を変更すれば、ファイルの表示順を並べ替えられます:

 

名前 - ファイル名で並べ替えます。
- 検出された重複ファイルの数で並べ替えます。
種類 - ファイルの種類でファイルを並べ替えます。
サイズ - ファイルサイズの大きい順、あるいは小さい順にファイルを並べ替えます。
選択項目 - 削除のために手動で選択したファイルをひとまとめにして並べ替えます。
ファイル拡張子 - .txtや.zipなどのファイル拡張子でファイルを並べ替えます。

 

3. 重複ファイル

重複ファイル部分には、現在選択されているファイルの各重複コピーが表示されます。一覧内で選択することで、削 除したい版の重複ファイルを手動で指定することができます。Duplicate Zapperには、どのファイルを除去するべきか判断する際に便利な機能がいくつか搭載されています。'表示' アイコンをクリックすると、Finderウインドウが開いて該当するファイルを表示しますので、そのファイルがMac上で保管されている場所を確認することができます。'クイックルック' オプションでは該当するファイルの内容を素早く確認できます。これは、どのピクチャを削除するべきか決める際に特に便利でしょう。さらに、下図のように選択中のファイルの小さなプレビューが常にウインドウ下部に表示されます。

 

マウスポインタを一覧内のファイルの場所の上へ移動すると、そのファイルが保管されている場所のフルパスが表示されます。これは '表示' よりも素早く保存場所を確認する方法です。

 

ファイルの削除

どのファイルを除去するか決定したら、ウインドウ上部の赤い '削除' ボタンをクリックします。

 

この時、削除する各重複ファイルの'場所' ファイルパスの左のチェックボックスがチェックされている必要があります。

 

'削除' ボタンをクリックすると、削除されるファイルを表示された確認ウインドウが開きます。このウインドウ上部には、削除予定の項目の総数がおよび結果として解放されるディスク容量が表示されています。一覧されたファイルを確認して問題がなければ、'削除' ボタンをクリックします。'キャンセル' をクリックすれば、直前の画面へ戻ることもできます。今後、この確認ウインドウを表示する必要がなければ、左下に表示された '今後表示しない' をチェックした状態で '削除' ボタンをクリックしてください。

 

削除が完了すると、'重複ファイルの削除が完了!' を報告するウインドウが開きます。この画面には、削除したばかりのデータ量およびDuplicate Zapperをインストールされてからこれまでに解放したディスク容量が表示されます。'削除を続ける' ボタンで重複ファイルの一覧画面へ戻ることができますが、新たにスキャンを行うのであればウインドウ上部の黄色い 'はじめへ戻る' ボタンをクリックしてください。作業が終わったのであれば、ウインドウを閉じることでアプリケーションを終了させることもできます。

 

 

第3章: 環境設定

Duplicate Zapperのほとんどの機能は、メインのインタフェースで操作できます。しかし、環境設定画面で設定しなければならないオプションもいくつか存在しています。環境設定は、下図のように画面上部のメニューバーから 'Duplicate Zapper > 環境設定...' メニューを選ぶか、キーボードで 'Commandキーとカンマ(,)キー' を同時に押すことで呼び出せます。

 

環境設定には、全般および詳細という2つの画面があります。

 

全般

 

ヘルプオーバーレイ: ヘルプオーバーレイをリセットすると、アプリケーションを次回起動した際にヘルプオーバーレイを再度表示されます。アプリケーションの基本的な使い方を確認したい場合に便利です
通知:
通知メッセージを意図せずに閉じてしまった場合やメッセージを再度確認したい場合は、このボタンをクリックして通知をリセットしてみてください。
フィードバック:

メーリングリストの購読: お使いの電子メールアドレスを入力して購読を申し込むボ タンをクリックすることで、弊社からのニュースレターの購読を申し込むことができます。他のIntego製品に関するお得なキャンペーン情報や新製品の情 報などを不定期にお届けしています。なお、お客様の個人情報を第三者と共有したり第三者に販売することはありません。

匿名情報の収集を許可: Integoのソフトウェアは、将来の製品の品質向上と信頼性の向上の参考とするために、その使われ方に関する情報を定期的に弊社に送る機能を持っていま す。収集されるすべての情報は、完全に匿名の状態ですので、個人を特定したり、その操作の詳細を知ることはできない状態です。

 

詳細

 

削除した重複ファイルをゴミ箱へ移動: このオプションがチェックされていると、Duplicate Zapperはファイルが“削除”されたとき、そのファイルをゴミ箱へ移動させます。間違ってファイルを除去してしまった場合も、ゴミ箱から項目を復旧す ることが可能です。デフォルトでは、このオプションはチェックされています。Duplicate Zapperにファイルを永遠に削除させたければ、このオプションのチェックを外しておいてください。チェックが外れていると、削除したファイルを復旧さ せることはできません。
セキュリティ:
このオプションを使えば、お使いのコンピュータからファイルを削除する時、安全にデータを削除することができます。基本、あるいはが選ばれていると、Duplicate Zapperがファイルを削除する前に、それぞれ1回、7回、あるいは35回、ランダムデータでファイルを上書きします。

警告: 安全な削除では、削除にかかる時間が著しく長くなります。また、SSDドライブには、このオプションは適用されません。

 

 

第4章: ソフトウェアのアップデート

 

Duplicate Zapperは、機能の追加やバグの修正あるいは問題に対応するためにアップデートされることがあります。すべてのアップデートは、Mac App Storeを介して提供されます。アップデートの有無を確認するには、お使いのコンピュータでApp Storeアプリケーションを起動し、下図のようにウインドウ上部に表示されたアップデートボタンをクリックしてください。

 

 

第5章: ナレッジベースおよびサポート

Support

Duplicate Zapperの使い方で分からないことがあり、このユーザマニュアルにも説明がない場合は、次のリンクをクリックすると開くDuplicate Zapperのナレッジベースでよくある質問に対する回答を探してみてください:

ナレッジベース

 

また次のリンクをクリックすると開くページでサポートフォームに入力して送信することで、サポートチームに直接連絡することも可能です:

サポートに連絡

 

- 以上 -

この記事は役に立ちましたか?
1人中1人がこの記事が役に立ったと言っています
他にご質問がございましたら、リクエストを送信してください

コメント