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Intego Privacy Protection VPNの速度を向上させる方法

注意: この記事内のスクリーンショットはバージョン3.2の画面です。お使いのIntego Privacy Protectionの画面と異なる場合は、古いバージョンをお使いの可能性がありますのでIntego Privacy Protectionの設定のヘルプ画面下部に表示されたバージョンをご確認ください。バージョン3.2へのアップデートは必須ではありませんが、この機会に次の記事を参照してアップデートすることをお勧めします: Intego Privacy Protectionをバージョン3.2にアップデートする

 

お使いのIntego Privacy Protectionの通信速度が遅いと感じたら、速度を向上させるために試すべきいくつかの設定があります。

 

VPNサーバを変更する

お使いのインターネットサービスプロバイダが使う基幹回線からVPNサーバに到達するための回線経路にもよりますが、VPNサーバの場所を自分がいる場所から比較的に近い別のサーバに変更することで速度が向上することがあります。

注意: 接続するVPNサーバは、近ければ近いほど高速になるというわけではありません。例えば、お使いのインターネットサービスプロバイダの基幹回線が海外の基幹回線に直接接続しているような場合、海外のサーバの方が高速になることもあります。

さらに、個人向けのVPNでは同じサーバを複数のユーザが同時に接続して利用するため、サーバによって処理能力の余裕の度合いが異なります。サーバが混雑していると速度低下につながり、同じサーバでも曜日や時間帯によっても混雑の具合が変わるので通信速度が速くなったり遅くなったりします。

そのため通信速度が低下していると感じられる場合は、混雑していない別の場所のサーバを選択すると通信速度が改善することがあります。

一般的に、混雑の度合いはレイテンシ(遅延時間)という数値で表され、レイテンシが低いサーバの方が高速です。

 

 

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プロトコルあるいは接続タイプを変更する

Intego Privacy Protectionは、特定のプロトコルと接続タイプでVPNサーバに接続します。この設定は、設定メニューのプロトコル画面で変更することができます。

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プロトコルOpenVPNの場合は接続タイプ(転送)で、UDPTCPを選べます。一般にTCPのが遅いですが、安定しています。UDPの方が早い傾向にありますが、接続は不安定になります。プロトコルを変更し、VPNサーバとの接続を切断してから再度接続することで通信速度が改善するか試すこともできます。Intego Privacy Protectionでは、OpenVPNWireGuardのいずれかを選べます。

設定を変更して、ご自身の環境に最適な設定を見つけてください。

 

ポート転送を有効にする

Intego Privacy ProtectionのようなVPNでポート転送を有効にすると、データがNATファイアウォールを回避するためインターネット通信、特にダウンロード速度が速くなることがあります。

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ポート転送を有効にする場合は、設定画面のネットワークにある「ポート転送をリクエストする」をチェックしてから、VPNサーバとの接続を一度切断して再度接続し直してください。

注意: ポート転送が有効だと正常にインターネットと通信できないソフトウェアやウェブサーバ、あるいはオンラインサービスも存在します。有効にして不具合が出る場合は、無効に戻してください。

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