インストールされたデフォルトの状態では、Integoのソフトウェアがインターネットやネットワーク接続に影響することはありません。しかし設定を行ったり変更した場合は、ネットワーク接続を維持するために使われるネットワーク関連のプログラムやファイルが無効化されたり、アクセスが拒否されることはあり得ます。
また、macOSにはIntegoのソフトウェアと連動して動作する設定や環境設定があり、環境や状況によってはネットワーク接続がブロックされることもあり得ます。
ネットワーク接続で問題が起きたら、以下の手順で原因を調べることが可能です。以下のIntegoのアプリケーションがインストールされている場合は、試してみてください:
注意: この記事に表示される画面は英語ですが、該当ソフトウェアは日本語化されています。
目次
NetBarrier
ContentBarrier
Intego Privacy Protection VPN(Premium VPN)
macOSシステム設定/システム環境設定
アンインストールしてから再度インストール
サポートに連絡
NetBarrierでブロックされている接続を確認
NetBarrierのメインウインドウの左上に表示されたアプリケーションタブをクリックしてください。
アプリケーション画面が開いたら、左側に表示されたアプリケーションリストを調べ、ブロックを解除したいブロックされているアプリケーションを探してください。ブロックを解除したいアプリケーションがあったら、ウインドウ下部の編集ボタンをクリックしてリストを編集可能な状態にしてください。
この状態で接続をブロックの部分をクリックすると、メニューが表示されて接続をブロック、許可、確認するための選択肢が表示されます。
この編集モードのメニューで、表示されている特定のアプリケーションに対して接続を許可、接続をブロック、あるいは確認を指定することができます。接続を許可では接続が許可され、接続をブロックでは接続がブロックされます。アプリケーションに対して確認を指定すると、該当アプリケーションが初めてネットワークあるいはWebサーバを使用しようとした際に、その後のネットワークあるいはWebサーバの利用を許可するかブロックするかを確認するメッセージが表示されます。
ルールを変更したら、ウインドウ下部に表示された完了をクリックして変更を保存してください。
NetBarrierを一時的に無効化
NetBarrierを一時的に無効化することで、ネットワーク接続の問題がNetBarrierと関係しているのか判断することができます。
macOSのバージョンによって、NetBarrierを無効化する方法が若干異なります。
お使いのmacOSのバージョンでNetBarrierを一時的に無効化する方法については、次のFAQの記事を参照ください:
Netbarrierを一時的に無効にする方法
NetBarrierをリセット
ここまでの手順で問題が改善しない場合、あるいはNetBarrierを一時的に無効化すると改善するけれどその設定がよくわからない場合は、NetBarrierをリセットしてインストール直後の状態に戻すことをお勧めします。
NetBarrierをリセットするには、NetBarrierアプリケーションを起動し、画面左上のAppleロゴ( )のメニューの右にあるNetBarrierメニューをクリックし、NetBarrierをリセットを選んでください。
本当にNetBarrierをリセットして良いか確認する下図のようなダイアログが表示されますので、NetBarrierをリセットする場合はリセットをクリックしてください。
NetBarrierがインストール直後の状態に戻るため、デフォルトのプロフィールを指定する下図のような画面が表示されますので、プロフィールを選択して続けるをクリックしてください。
これで、NetBarrierの全ての設定がリセットされました。
ContentBarrierでブロックされているアプリケーションおよびウェブサイトを確認
お使いのIntegoの製品がMac Premium Bundleの場合、ContentBarrierに搭載されているコンテンツ監視機能を有効にしている可能性があります。このペアレンタルコントロール用ソフトウェアは、特定のウェブサイトやインターネットそのものへの接続をフィルタリングする機能を持っています。
そのためネットワークの利用に支障が出る場合は、ContentBarrierが特定のサイトをブロックするように構成したり、Webサイトのブロック機能を間違って設定している可能性があり得ます。
ContentBarrierがウェブサイトをブロックしていないか確認するには、構成画面にあるブロックするサイトですべてのウェブサイトへのアクセスを許可するを選んでください。
また、ContentBarrierが暗号化されたWebページをブロックするように設定している可能性もあります。暗号化されたWebページとは、そのURL(Webアドレス)がhttps://から始まるページです。例えば、https://www.intego.com は暗号化されたWebページです。ContentBarrierのブロックするサイトの設定が選択したカテゴリのウェブサイトへのアクセスをブロックするになっていて、その設定を変更しない場合は、ウインドウ下部にある暗号化されたウェブサイト(HTTPS)をブロックするのチェックを外した状態で違いがあるかお試しください。
ContentBarrierを一時的に無効化
ContentBarrierアプリケーションを開き、現在のユーザの構成画面で、保護を有効にするがチェックされていない状態であればContentBarrierは無効化されています。
ContentBarrierをリセット
さらに、ContentBarrier内のすべてのプロフィールを一括でリセットしてネットワーク接続に影響する可能性がある全ての設定を除去することもできます。
ContentBarrierをリセットするには、ContentBarrierアプリケーションを起動し、画面左上のAppleロゴ( )のメニューの右にあるContentBarrierメニューをクリックし、設定アシスタントを選んでください。開いた画面で特定のユーザプロフィールをドラッグして保護レベルを下げることで、該当ユーザの設定がリセットされます。こうしてプロフィールのリセットが完了したら、完了をクリックして操作を完了させてください。
VPNのプロトコルおよびサーバ設定を確認
プロトコルは、お使いのコンピュータとVPNサーバの間で安全な通信経路を確立するために使われます。プロトコルによって、VPNを使用中に安全で安定した接続が維持されます。
基本的に、VPNプロトコルが認証と暗号化を管理しています。認証が、お使いのMacあるいはPCが信頼できる安全なVPNサーバと通信することを実現します。そして暗号化が、外部の誰かが内容を知ることができない通信を実現します。Intego Privacy Protection VPNでは、OpenVPNおよびWireGuardという2つのプロトコルを提供しています。用途や環境によって、いずれかがより効率的で安定するということがあり得ます。そのため、プロトコルを変更すると通信速度や安定性が向上することがあります。
お使いのVPNの設定メニューを開き、下図のようなサイドメニューからプロトコルを選ぶことで使用するプロトコルのスイッチを切り替えることができます。
また、サーバの場所を変更するのも良い考えです。現在のVPNサーバを地理的により近い場所のサーバに変更すると通信速度が向上したり通信が安定することがあります。ただしサーバによって同時に接続しているユーザの数が異なり、利用者数が多いサーバほど通信速度が遅く、通信の安定性も低くなる傾向があることから、地理的な距離とは関係なく空いているサーバに変更して違いがあるか試すことは良い考えです。
注意: 前述の通りVPNサーバにおいては、必ずしも地理的に近いサーバの方が通信速度が速く通信が安定しているとは限りません。時間帯や同時に同じサーバに接続しているユーザ数などでも、通信速度や安定性が変わります。
サーバの場所を変更するには、下図のようなメインウインドウのVPNサーバの部分をクリックし、表示されたリストから新しいサーバを選んでください。
Intego Privacy Protection VPNを一時的に無効化
お使いの環境によっては、IntegoのパーソナルVPNソフトウェアであるIntego Privacy ProtectionによるVPNサーバの利用がネットワーク接続に影響する可能性もあり得ます。ですので、Intego Privacy ProtectionをVPNサーバから一時的に切断することでネットワークの問題と関係するか判断することができます。
VPNサーバに接続されていることは、下図のようなウインドウの緑の帯の部分に接続済みと表示されて分かります。
VPNを無効化してサーバから切断するには、ウインドウ上部の大きな丸い電源ボタンをクリックしてください。下図のようにステータスが変更され、緑の帯の表示されず完全に切断されたことがわかります。VPNサーバからの切断が完了したら、数分待ってからネットワーク接続に違いがあるかお試しください。
Intego Privacy Protection VPNのリセット
Intego Privacy Protectionの設定がよくわからなくなってしまったら、設定をインストール直後の状態にリセットすることができます。
下図のような設定メニューのサイドメニューで一般を選び、ウインドウ下部のすべての設定をリセットボタンをクリックしてください。
すべてのネットワークプロキシを無効化
お使いの環境にプロキシが設定されている場合、ネットワーク接続に影響する可能性があります。
画面上部のメニューバー左端にあるAppleロゴ( )をクリックし、システム設定を選んでください。開いた画面の再度メニューからネットワークを選んでください。
下図のようなネットワーク画面で、使用中のネットワークの右に表示された詳細をクリックしてください。
プロキシタブを選び、すべてのボタンがOFFに設定されていることを確認してください。OKボタンをクリックして変更を保存してください。
すべての有効なネットワークインタフェースですべてのプロキシが無効化されていることが確認できたら、問題が起きていたアプリケーションを開いてネットワーク接続に違いがあるかお試しください。
Integoのシステム機能拡張を無効化
ネットワークに影響する可能性があるすべての要因を確認するためには、Integoのソフトウェアのためのシステム機能拡張も無効化する必要があります。
お使いのMacでシステム設定を開き、左のメニューでネットワークを選んでネットワーク画面を表示したら下図のようにフィルタオプションを選びます。
フィルタ画面にリストされたすべてのIntego関連の項目で下図のように有効と表示されたドロップダウンメニューをクリックし、状況を無効に変更してください。
注意: こうしてフィルタを無効化しても、該当アプリケーションを起動したり、Macを再起動すると状況が自動的に有効に切り替わることがあります。ネットワーク関連の問題が起きている場合は、必ずそのまま無効の状態で違いがあるか試験してください。
Integoのソフトウェアをアンインストールしてから再度インストール
上記のすべてを試しても問題が改善せず、ネットワークに接続できない状態が続くようであれば、お使いのIntegoのX9シリーズソフトウェアをアンインストールしてから、再度インストールし直して違いがあるかお試しください。インストール用のディスクイメージ(.dmgファイル)をダウンロードして開いてマウントすると、下図ようにインストールされているIntegoのバンドルソフトウエアを一括してアンインストールできるプログラムが保管されています。
アンインストールアイコンをダブルクリックして開き、すべてを選択ボタンをクリックしてからアンインストールをクリックしてください。アンインストールが完了してMacを再起動すると、Integoのバンドルソフトウェアはアンインストールされた状態になります。
同じインストール用ディスクイメージ(.dmgファイル)を使って、X9製品を再インストールすることができます。ダブルクリックしてインストールを開き、指示に従ってプログラムをインストールしてください。インストールの完了を通知するメッセージが表示されたら、Macを再起動してください。
インストーラが手元にない場合は、次のダウンロードページでお使いの製品を指定してダウンロードすることが可能です。
アンインストールの方法がよくわからない場合は、次のFAQの記事を参照ください:
サポートに連絡
この記事の内容や他のナレッジベースの記事を参照してもネットワーク接続の問題の原因が特定できず改善もしない場合は、次のページから弊社のサポートチームへサポートリクエストを送っていただければ幸いです:
サポートへ連絡
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