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Intego Privacy Protectionオンライン・ユーザガイド

Intego Privacy Protection

IntegoのmacOSおよびWindows用VPNソフトウエアであるIntego Privacy Protection(Premium VPN)のユーザガイドを開いていただきありがとうございます。以下の目次を使ってガイド内の各セクションを直接開くことができます。Intego Privacy Protectionのインストールについては、Intego Privacy Protectionのインストールを参照ください。

 

目次

Intego Privacy Protectionウイジェット(メニューバーアイコン)を使う

設定

Intego Privacy Protectionのサポート

 

 

Intego Privacy Protectionウイジェット(メニューバーアイコン)を使う

インストールされると、Intego Privacy ProtectionのVPNクライアントソフトウェアはバックグラウンドで常時実行されます。VPN接続の情報や設定は、下図で丸が付けられたメニューバー上のインタフェースに集約されています。

ippJPmenubar2206.png

このメニューバー上のアイコンから、Intego Privacy Protectionウイジェットを利用してVPNを無効にしたり有効にしたり、各種設定を行うことができます。
 
注意: アプリケーションフォルダ内のアイコンを開いても、同様にIntego Privacy Protectionを開くことができます。

 

 

サーバ/地域、およびお気に入り

ほとんどのユーザによって頻繁に変更される設定は、接続先の地域です。下図で丸で示された部分のVPNサーバから利用できる全地域の一覧を表示できます。

ippJPmain2206.png

上図のVPNサーバ部分をクリックすると、下図のようにサーバの一覧が表示されます。国名の隣の矢印をクリックすることで、その国のサーバ一覧を開いたり閉じたりできます。各地域の隣に表示されるレイテンシは、お使いの端末とサーバ間の経路の速度を表しています。デフォルトでは、アプリケーションはサーバ一覧の上部に表示された ‘自動的に選択する’ 設定になっています。このオプションは、レイテンシが最も低いサーバに接続します。サーバによっては、その名前の隣に小さな地球が表示される場合があります。これは、ジオロケーション地域を意味します。この機能は、物理的には該当国外でホストされたサーバを利用することで、頻繁に制限されたり、問題の多い場所にあるサーバへの接続を実現します。 サーバの隣のハートマークは、お気に入りの地域であることを意味します。この機能により、クイック接続メニューに該当地域を表示できます。インタフェース左上の左向き矢印をクリックすると、デフォルトのインタフェースに戻ります。

ippJPserverlist2206.png

 

IPアドレス

IP部分には、お客様のパブリックIPアドレスが常時表示されており、VPNに接続されるとお客様のアドレスがカムフラージュされるVPN IPアドレスも表示されます。ポート転送機能をお使いの場合、ここに転送先ポートも表示されます。

ippJPipaddress2206.png

 

デフォルト/拡張画面

デフォルトのインタフェースに戻ると、下部に拡張画面を表示する矢印が表示されます。この画面で、デフォルト画面をカスタマイズしたり、詳細設定を行えます。

ippJPdownarrowmain2206.png

クリックすると下図のような拡張表示になります。最上部に表示されるデフォルト表示のカスタマイズから見ていきましょう。各項目の右上には、わかりにくいですがお気に入りかどうかを切り替えるスイッチがあり、VPNサーバおよびIPはデフォルトでお気に入りですが、クイック接続、パフォーマンス、使用、クイック設定、そしてアカウントはデフォルトではお気に入りではありません。こうした項目をお気に入りに指定すると、デフォルト表示に表示されます。お気に入りを無効にすると、該当項目は拡張表示の下部に移動します。

ippJPmoresettings2206.png

 

クイック接続

クイック接続では、VPNサーバで選択したお気に入りのサーバに素早く接続できます。接続したい国旗を一覧から選択してください。

ippJPquikconnect2206.png

 

パフォーマンス

パフォーマンスでは、アプリケーションを介して送受信されたデータの履歴が表示されます。この表示は5秒ごとに更新され、直近の5秒間でダウンロードされたデータ量を表示します。項目の下部に表示される数値は、リアルタイムでのダウンロードとアップロード通信、および総接続時間を表します。これは現在および過去の実際の通信を示しており、環境の通信速度を表すものではありませんのでご注意ください。

ippJPperformance2206.png

 

使用

使用では、接続開始からダウンロードおよびアップロードしたデータの総容量が表示されます。

ippJPusage2206.png

 

クイック設定

ここではクイック設定に用意された各項目を順番に見ていきます。Intego Privacy Protectionアプリケーションで提供する追加オプションの全てに触れることになります。

ippJPquicksettings2206.png

 

デスクトップ通知

下図では、デスクトップ通知が有効になっています。デスクトップ通知は、お客様に切断などの接続状況の変更を通知するポップアップ通知を画面右上に表示します。

ippJPdesktopnotifi2206.png

 

MACE

下図では、MACE機能が有効になっています。MACEは、既知の広告およびマルウェアドメインをブロックするDNSを基本にした広告ブロッカーです。DNSレベルで動作するためドメインでのみブロックが可能であり、問題ないと考えられるウェブサイトと同じドメインから転送される広告はブロックできません。逆に、広告をブロックするために特定のウェブサイト全体がブロックされることもあり得ます。このようなドメインの例には、Google検索のスポンサーリンクに使われる 'https://www.google-analytics.com/' があります。結果として、Googleの検索結果にアクセスできなくなるといった現象が起きることが知られています。

ippJPmace2206.png

 

ポート転送

下図では、ポート転送が有効になっています。ポート転送オプションは、トレントの通信速度を改善する可能性があります。この機能を使うには、ポート転送が有効になっているサーバに接続しなければなりません。下図のIPの部分で「利用不可」と表示されているのが、このサーバがポート転送に対応していないことを意味しています。次の画像でポート転送が有効なサーバを確認する方法をお見せします。

ippJPportforwarding1106.png

ポート転送オプションを有効にした状態で、VPNサーバ の部分を再度拡張すると表示内容が若干変わります。ポート転送が使えるサーバは白い文字で明るく表示され、ポート転送が使えないサーバは灰色で表示され、この地域からはポート転送が使えないことを意味するアイコンも表示されます。

ippJPportforwadingb2206.png

ポート転送が有効で、ポート転送に対応するサーバに接続すると、アプリケーションには割り当てられた転送先ポートが表示されます。 この情報をトレントクライアントやその他のプログラムなどに入力してください。

ippJPportforwarding032206.png

 

LANを許可する

下図では、LANを許可するが有効になっています。お使いのネットワークがLAN通信が利用できるように構成されていれば、このLANを許可するオプションによってVPN接続を使ってLANが利用できるようになります。

ippJPallowlan2206.png

 

デバッグログを作成する

下図では、デバッグログを生成するオプションが有効になっています。このオプションは、何か問題が起きている場合には重要となります。このオプションにより、アプリケーションが接続および動作に関するログを収集します。サポートに連絡しなければならない場合、このログがあればサポート担当者による調査が捗る可能性が高いため、担当者からClientログとともにログの提供を依頼されることがあります。こうしたログは通信ログではありませんから、Integoがそのサーバやお使いのシステムにおいてウェブ通信を監視したり、制限したり、ブロックすることはありません。このオプションが生成するログには、個人を特定する情報も含まれておらず、問題解決のためだけに使われます。

ippJPdebuglog2206.png

 

ライトテーマ

下図では、ライトテーマオプションが有効になっています。このオプションでは、Intego Privacy Protectionの表示色を明るいものに変更します。見た目以外の違いはありません。

ippJPlightmode2206.png

 

すべての設定を表示

クイック設定の右端の「・・・」アイコンでは、さらに設定を表示する設定画面を開くことができます。下図では、同じ設定画面をを呼び出すウインドウ右上のメニューを開いた状態を表しています。このオプションでは、クライアントで使える拡張表示に表示されるオプションに加え、それ以外のいくつかの設定も表示されるすべての設定を呼び出すことができます。

ippJPsettingsmenu2206.png

 

 

接続

接続部分には、現在のVPN接続の構成が表示されます。これらの設定は、接続に問題が起きた場合の原因究明のため、あるいはセキュリティを強化するために変更することができます。設定にある接続から構成を変更することができます。各種設定については、このユーザガイドの設定の項目で説明しています。

 ippJPconnection2206.png

 

VPNスヌーズ

VPNスヌーズオプションでは、お使いのVPN接続を一時停止させたい時間を設定することができます。1分から30分の間でVPNを一時停止する時間を制限できます。

ippJPsnooze2206.png

時間を指定してサーバに接続した状態でスヌーズボタンをクリックすると、アプリケーションがスヌーズモードに入ります。スヌーズボタンを押すことでVPNが切断されます。

ippJPsnooze22206.png

 

 

 

 

設定

一般

一般画面では、VPNの基本的な機能と見た目を設定することができます。

ippJPswttings01.png

システムスタートアップ時に起動: このオプションは、端末の起動時に自動でアプリケーションを実行させます。

起動時に接続: VPNが起動した際に特定の地域に自動で接続させます。

ジオロケーション地域を表示: どのサーバがリストに表示されているサーバ名の場所に実際にあるとは限らないジオロケーション地域機能を使っているか表示します。

デスクトップ通知を表示: 予期せずに切断した場合など、接続状況に関する通知を画面上にポップアップ通知として表示します。

サービス通信メッセージを表示: オフにすると、アプリケーションからの通知を制限します。

言語: インタフェースを表示する言語を指定します。

テーマ: 前出のライトテーマオプションで触れたテーマをダークあるいはライトから選択できます。

トレイアイコンスタイル: 好みに応じてアイコンを変更できます。

ダッシュボード外観: アプリケーションのGUI(フラフィックユーザインタフェース)が表示されている際の見た目を指定できます。トレイに添付が有効な場合、GUIはアイコンにくっついて表示されます。

全ての設定をリセット: クリックすると、一般画面のすべての設定がインストール直後の状態へリセットされます。

 

 

プロトコル

プロトコル画面には、接続の問題をトラブルシューティングしたり、サポートおよびセキュリティの追加機能に関する設定が用意されています。

ippJPprotocol2206.png

プロトコル: プロトコルのラジオボタンでは、WireguardあるいはOpenVPNプロトコルが選択できます。

転送: この設定では、UDPあるいはTCPのいずれを使うか指定できます。一般的に、UDPでほとんどのユーザが満足できる通信速度を実現しますが、ネットワーク環境によってはTCPが必要になる場合もあります。

データ暗号化: この設定には、暗号方式としてAES-128 (GCM) とAES-256 (GCM)という2つの選択肢があります。Intego Privacy Protectionは、解読されたことがなく、安全であることが知られている暗号方式だけを使っています。いずれの選択肢も高いセキュリティを提供しますが、暗号化のレベルが上がると通信速度は遅くなります。

リモートポート: この設定では、接続タイプとともに使用される特定のポートを設定できます。Intego Privacy Protection VPNサービスは、セキュリティを確保するため、特定のポートでの通信しか許可しません。しかしユーザによっては、使っているネットワークからの接続が制限されて通信できなくなることがあるため別のポートを使う必要があります。

ローカルポート: デフォルトでは、アプリケーションがランダムに使用するローカルポートを選択します。ほとんどのユーザは、この設定を変更する必要がありません。非常に制限のきついファイアウォールが導入された環境では、この設定で環境に合わせたポートを指定することができます。

MTU: このオプションでは、トンネルを通過できる最大パケットサイズを指定するために、自動、大パケット、小パケットの3個の選択肢が用意されています。自動では、ほとんどの接続で最適な設定を自動的に検出します。大パケットは、接続が安定していれば最適な設定です。小パケットは、速度は落ちますが不安定な接続に最適です。*

代替設定を試行する: このオプションはデフォルトでチェックされていますが、チェックされているとアプリケーションは接続できるまで接続タイプおよびリモートポートを変更して試します。

*注意: トレントソフトウェアはデータを圧縮することがありますが、この圧縮によりパケットロスが起きる場合は、小パケットを使用オプションを使うことで問題が解決するかもしれません。

 

 

ネットワーク

Intego Privacy Protectionのクライアントは、Intego Privacy ProtectionのDNSサーバに自動で接続します。しかし、お使いの端末が普段使っている既存のDNSを指定したり、カスタムのDNSサーバを設定することもできます。また、この画面ではウィジェットの設定にもあるポート転送およびLANトラフィックを許可するオプションを設定することもできます。

ippJPnetwork2206.png

 

 

プライバシー

プライバシー画面では、VPNトンネルを通らないウェブ通信を防止するVPNキルスイッチを設定できます。また、DNSレベルの広告ブロッカーで、ウイジェットにあるクイック設定からも簡単に操作できるMACEのオン/オフを切り替えられます。

ippJPprivacy2206.png

 

 

自動化

自動化画面では、特定の条件に対してVPNがどのように反応するかを指定します。例えば、公衆Wi-Fiネットワーク、保護されたネットワーク、あるいは家などでいつも接続しているネットワークなどでVPN接続するかどうかといった具合です。

ippJPautomation2206.png

 

 

スプリットトンネル

スプリットトンネル機能を有効にすると、特定のアプリケーションあるいはIPアドレスをVPN通信から“除外”することができます。除外した場合、そのアプリケーションやIPアドレスは暗号化トンネル外を通信します。

ippJPsplittunnel2206.png

 

スプリットトンネルを使うには、macOSの設定内の構成にIntego Privacy Protectionが必要な変更を加えられるように許可を与える必要があります。

そのため初めて上図のような画面でスプリットトンネルのチェックボックスをチェックすると、Intego Split Tunnel機能拡張を読み込もうとした際にブロックされたことを通知する下図のようなメッセージが表示されます。

IPPjpBlocked240531.jpg

 

ここでシステム設定を開くをクリックすると下図のようなシステム設定のプライバシーとセキュリティ画面が開き、 “Intego Split Tunnel”のシステムソフトウェアを許可するオプションが表示されますので許可をクリックしてください。このとき、macOSの管理者パスワードを要求されたらパスワードを入力してください。なお、管理者パスワードは、ほとんどの場合でシステムにログインしているユーザのログインパスワードと同じです。

IPPjpSystemSettings240531.jpg

 

上記の操作が完了すると、お使いのネットワークフィルタIntego Split Tunnelがプロキシ構成を追加しようとしていることを通知する下図のようなメッセージが表示されますので許可してください。

IPPjpProxy240531.jpg

 

ここまでの操作が完了したら、システム設定のネットワーク>フィルタ画面を開いてください。下図のようにIntego Split Tunnelが追加されていれば、正常にスプリットトンネルが使える状態です。

IPPjpFilter240531.jpg

 

 

マルチホップ

ゴールまでわざと遠回りした経路を通りたい場合もあるでしょう。そのような場合は、マルチホップおよび難読化をチェックすることで、二つの異なるサーバ(一つはプロキシ)を介して接続するマルチホップ設定を作成できます。

ippJPmultihop.png

 

 

ヘルプ

最後の画面はヘルプです。ここでもデバッグログ機能をオン/オフできる以外に、Integoサポートセンターを開くことができます。また、お使いのアプリケーションのバージョンも表示されます。

ippJPhelp2206.png

 

デバッグログを送信する: このオプションが有効だと、技術サポートが必要な際にデバッグログをIntegoのサポートチームに送付することができます。デバッグログの作成を有効にし、Integoのサポートチームに送る方法についてはこのページを参照ください。

 

 

 

Intego Privacy Protectionのサポート

ナレッジベースおよびサポート

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